2012年2月29日水曜日

フィンランドデザイン その5 FISKARS

今回は、FISKARS社について。

FISKARS フィスカルス社は、1649年にフィンランドで創業された、刃物のブランド。




もっとも有名なのは、切れ味抜群で、
使いやすい、オレンジ色の持ち手のハサミ。

ハサミといえば、
すべて金属で造られ、
重さが重要視された時代(19世紀)に、

軽量性と人間工学に基づき、
樹脂製の持ち手を世界で最初に採用したのが、
FISKARS社だったそうです。






FISKARSとは、現存する、村の名前。
かつてFISKARS社がこの地にあり、工業地帯として栄えました。

ヘルシンキから西に約85kmに位置し、スウェーデン語で「漁師」という意味。
村の中心を流れる川に漁師が住み着いたのが、村のはじまりだと言われています。
1649年、この地にFISKARS社ができます。
村には、水と、鉄を溶かすのに必要な炭の原料となる木材がたくさんあったため、
鉄工業が栄えていきました。

1838年には、フィンランドで最初の機械工場を設立。
会社が大きくなるにつれて、他の場所にも工場を拡大。
1977年には本社をアメリカにうつし、1988年には、FISKARS村の工場は閉鎖されました。



しかし、昔からある建物と、村の美しい自然環境を生かしたいと、当時の副社長が考え、FISKARS村は、芸術家が移り住み活動する、「芸術村」に生まれ変わることに。

現在、FISKARS社に関する展示のある博物館の他、様々なアーティストの展示、活動の場として、有名になっています。


欧米では、刃物ブランドとして、
有名なこのFISKARS社。

ハサミはもちろん、
森で木を切り倒すため、また薪を割るためのの斧から、
雪かき道具、
それに日常的に使われる、調理器具類 などなど。

フィンランド生活の中でも、
様々な場面でこの会社の製品に出合いました。

フィンランド人が誇りに思う、会社のひとつのようです。


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