2011年9月27日火曜日
音楽学校
夏に知り合った方のひとりが、
Forssaの音楽学校の先生をしています。
以前、その音楽学校を見学する機会があり、
小学生向けの楽典の授業と
ピアノの個人レッスンを見学しました。
写真は、Forssaの音楽・芸術・語学学校の一部。
紡績工場跡地の建物を利用しています。
ここで、フィンランドの音楽学校について、いくつか説明を加えたいと思います。
音楽学校とは、いわゆる小学校・中学校・高校・大学とは別の学校で、市の運営によって成り立っています。放課後に子供たちが通うこともできます。成人のための講座もあります。
また、このような学校は、音楽分野だけでなく、芸術、語学等、多岐にわたります。
日本にも、ピアノ教室や絵画教室、語学教室等、何か習い事の教室というのはよくありますが、大きく違うのは、これらの施設が市の運営、さらには国の補助によって成り立っているという点です。
そのため、金額もそう多くはかかりません。
例えばforssaでは、年間約300ユーロを支払うことで、音楽学校へ通って、楽器のレッスンを受けたり、楽典を学習したりすることができます。
そして、音楽学校の場合、レッスンや学習は、国で定められたカリキュラムによって進むので、どこに住んでいても同じ教育を受けられます。
国内に約100の音楽学校が設立されているため、もし、引っ越しをして、異なる街や市に住むことになっても、以前のレッスン・学習を継続して受けられるわけです。
この音楽学校間のネットワーク整備は、世界でも例がないといわれています。
フィンランドの国は、
「人間的な能力を養うことは、文化や芸術と常に接することなくしては不可能」
という考えのもと、
創造力を育成するために、
学校外のカリキュラムで児童や若者を対象とする芸術の育成を支援してきた、ということです。
フィンランドでは国の支援のもと、全国が統一されていることは理想的だなぁと思いました。
義務教育以外(日本でいう、生涯学習分野)の教育システムについても、フィンランドと日本との違いを知り、考えさせられたのでした。
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