2011年11月6日日曜日

フィンランドデザイン その1 ARABIA

11月。どんどん日が短くなり、暗く&寒くなるこの月。
実は、ここフィンランドでは、1年で一番、気が滅入る時期と言われています。

そんな11月も、気候に負けず、楽しく過ごせるように、自分なりに色々、試行錯誤しています。
Blogもそのひとつに活用しようと思いつきました。
今日から何回かにわたり、「フィンランドデザイン」といわれるものを、紹介しようと思います。

フィンランドの人は、自国の物を愛用します。
何がよくてこの国民に愛用されているのか、今一度、まとめてみたいなと思ったのです。
何回シリーズになるか、自分でもわかりませんが・・・、末永くお付き合いください。




さて、その1。

ARABIAについて。

ムーミンマグカップで有名な陶器メーカー。

このムーミンマグ、
どのお宅にお邪魔しても、登場します。
4人家族のお宅で、30以上のムーミンマグを
持っていた家もありました。

フィンランド人愛用の、ARABIA社。

ARABIAは、1874年、スウェーデンの陶磁器ブランド「Rorstrand(ロールストランド)」の子会社として設立されました。

当時、フィンランド人の別荘地帯のあったヘルシンキ郊外に「アラビア通り」があり、その地に設立されたことから、その地一帯の地名も会社名も「ARABIA」となったといわれています。


20世紀に入り、パリ万国博覧会に出展された製品が、
金賞を受賞したことがきっかけで、
ARABIAは国内外から高い評価を受けることとなります。


1914年、第1次世界大戦を機に、Rorstrand社がARABIA社を売却。
1916年にARABIA社として独立を果たしたことから、
フィンランドを代表する陶磁器メーカーとなりました。


 ARABIA社では、デザイナーのために個人のアトリエを用意し、
数多くの優秀なデザイナーを育てていったそうです。

1950年代には、ミラノ・トリエンナーレで受賞。
ARABIA社の製品は、ますます人気になっていきました。


2003年、食器会社のiittalaとともに、
調理器具を製造しているHACKMANグループの
傘下に。






ARABIAの食器の魅力は、
デザイン性、機能性が高いこと、と言われます。

単にデザイン性が高いだけだと、使いにくくなってしまいがち。

生活になじむ製品、「使いやすい食器」を
作り出すことを大事にしているのです。



そのスタンスを表すものとして有名なのは、
ARABIA社の中の製品のひとつ、TEEMAをデザインした
カイ・フランクの話した、木こりの話。

「木こりは山へ入るとき、昼食のサンドイッチを木の皮に包んで持っていく。
食べ終えたら、その皮は山へ戻すことができる。
後には何も残らない。
つまり、無駄のないことが、デザインの基礎だ。」



彼の作った、TEEMAは、ずっと変わらず、同じ規格で作られています。

割れてしまったとしても買い足しができる。
家族が増えても、柔軟に対応できる。



デザイン性も兼ね備えた、使いやすい食器を作ることが
ARABIA社の特徴といえます。

1 件のコメント:

  1. このテーマ楽しみにしてました☆
    だんだん詳しくなりたい願望(笑)
    teema使ってご満悦です☆
    買って帰ってよかった1品☆

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