ヘルシンキには、いくつか観光地として知られる教会がありますが、その中のひとつ。
以前にも、少しだけ紹介した、この教会。
「テンペリアウキオ教会」といいます。
ティモ・スオマライネンと
トゥオモ・スオマライネンという
兄弟建築家によって設計され、
1968~1969年に建築されました。
自然の岩の丘をそのまま残すような形で、
岩盤をくりぬき、地下を掘るように
つくられました。
天井には、銅線を使ったドーム状の屋根をのせ、
岩と屋根の間には180枚ものガラスが使われています。
ガラス部分から差し込む自然光で、
内部は明るくなっています。
音響効果もよく、
コンサートもよく行われるそうです。
観光客向けに、常時、
ピアノの演奏をしてくださっています。
実際、とてもよい音色でした。
特に、2階で聞くのが、オススメです。
現代建築の代表作と言われるこの教会。
岩をくりぬいたなんて、とても大変な作業…と思いがちですが、実は、フィンランド、至るところで「岩」を見かける国です。
岩盤が地上から隆起しているところ、
森の中に時々転がっている大きな岩
(「迷子石」ともよばれます)、
無数の湖、
これらの全ては、みんな同じ自然現象から生まれています。
それは、氷河。
フィンランドは1万年前まで、氷河に覆われていました。
その氷河の流れが作った引っ掻き傷が、無数の湖。
氷河に運ばれて、氷河が無くなった後、森に残ったのが迷子石。
そして氷河がなくなった後、重しが取れ、岩盤が現れました。
未だにフィンランドの地面は隆起し続けている、とも言われています。
この教会の裏手に回ると氷河の跡が見て取れます。
返信削除私のホームページ(http://www9.plala.or.jp/Jussih/luonto/kivi.htm)でも紹介しています。
氷河の流れた跡に出来た湖もヘルシンキ市内の岩に残る氷河の引っ掻き傷もすべて北西から南東方向に伸びています。
「迷子石」,いい表現ですね。